業務案内

古環境復元

大型植物遺体同定(材・種実・葉などを含む)

■概要

大型植物遺体とは種子、果実、葉、芽、一部の小枝など植物由来の遺体を指します。大型植物遺体の分析から過去の植生や環境を復元します。

■同定方法

現地での肉眼採集や堆積物の水洗篩い分けにより大型植物遺体を回収します。回収した大型植物遺体を同定し、種類、部位、個数、状態を記載します。 各分類群の出現傾向を解析することで、植生を復元します。実際の業務では、弊社の技術者が現地での試料採取から行う場合、 取り上げ済みの堆積物の水洗篩い分けから行う場合、選別済みの大型植物遺体の同定のみ行う場合などが考えられます。

■試料

大型植物遺体を含む堆積物、選別済みの大型植物遺体

■必要試料量※大型植物遺体を含む堆積物を試料とする場合

比較的小型の遺体の検出:100ないし200cc(握り拳大1~2個)~

比較的大型の遺体(オニグルミ・モモ核など)の検出:1リットル程度~

■破壊の有無

非破壊

■注意点

古環境復元のためには、現場において産出状況の記載を十分に行うことが望まれます。