書籍のご紹介

弊社顧問の遠藤邦彦先生の著書のご紹介です。

日本の沖積層
―未来と過去を結ぶ最新の地層― 改訂版

日本の沖積層 ―未来と過去を結ぶ最新の地層― 改訂版

日本の沖積層 書影

日本地理学会賞(優秀著作部門)受賞作に東京や関東平野を大幅増補した改訂版。

目次

1部 日本の沖積層―未来と過去を結ぶ最新の地層 概論(関東平野の特徴/ 沖積層の基底地形と層序の概要/ 溺れ谷の時代―カキ礁の発達/ 関東平野中央部におけるLGM以降の海水準変動の復元/ 関東平野における沖積層の形成過程/ 沖積層研究の重要性/ 沖積層に関するQ&A)/

第2部 日本の沖積層―未来と過去を結ぶ最新の地層(関東平野の地形・地質の特徴/ 沖積層の層序―定義について/ 沖積層の器―埋没谷 / 中川低地・東京低地・東京湾の沖積層/マガキ礁の発達―溺れ谷の時代/ 関東平野中央部におけるLGM以降の海水準変動の復元/ 東京湾北部~中央部の沖積層/ 中川低地の沖積層(上部層を中心に)/ 利根川の流路変遷と沖積層/ 関東平野における沖積層の形成過程/ 日本の海岸砂丘の形成史と、風による粒子の運搬/ 沖積層をめぐる課題/ 完新世の相対的海水準変動と縄文海進―続/ 東京の地形をめぐって/ 沖積層研究の重要性)

口絵1
口絵1 縄文海進最盛期の海域と縄文時代貝塚の分布 ー海域は主に珪藻群集に基くー 遠藤邦彦・藤根 久・山田尚友・小宮雪晴・樋泉岳二  より

著者紹介

遠藤 邦彦(えんどう くにひこ)
1942年東京都練馬区生まれ。
1965年東京大学理学部地学科卒業。
1972年東京大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程満了。
1972年日本大学文理学部地球システム科学科(旧/応用地学科 現/地球科学科)講師
1988年日本大学文理学部地球システム科学科(旧/応用地学科 現/地球科学科)教授
2001年~2003年日本大学文理学部自然科学研究所所長
2013年日本大学名誉教授。日本第四紀学会前会長、同名誉会員、富士学会副会長
主な著書
「第四紀」(遠藤・小林、日本地質学会フィールドジオロジー刊行委 共立出版 2012年)
「極圏・雪氷圏と地球環境」(遠藤・山川・藁谷編著 二宮書店 2010年)
「デジタルブック最新第四紀学(CD-ROM)」 (日本第四紀学会 2009年 2013年)

出版社

冨山房インターナショナル

ISBN

ISBN 13 : 9784866000275
ISBN 10 : 4866000279

発行日

2015年3月20日 第1刷発行
2015年5月15日 第2刷発行
2017年4月11日 改訂版第1刷発行